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自分で出来る楽天SEO対策 #3 (キーワードの選定)

楽天SEOって何?

楽天市場の検索リクエスト(検索サーチ)に対して、できるだけ上位に表示させるための検索対策を、楽天SEOと呼んでいます。

楽天サーチの検索アルゴリズムは、頻繁に改変されています。
当社が知っている最新の楽天SEO対策を、シリーズでお伝えしていく企画の第3弾です。

今回は、検索キーワードの選定について、書いていきたいと思います。

そのキーワード、検索されてますか?

いくら検索リクエスト(検索サーチ)の結果が上位だったとしても、
それが、全く検索されないワードであれば、意味がありません。
そこで、検索されるキーワードを選定する方法について、考えてみましょう。

たとえば、あなたの商品がスマートフォンのケースだった場合、
どれが一番、検索されるキーワードになるでしょう?

  1. スマートフォンケース
  2. スマホケース
  3. スマフォケース

実は、楽天市場の検索キーワードの検索数は公開されていません。
だから、それぞれのキーワードごとの検索数の正確な数は、わかりません。

ですが、「楽天市場 注目キーワード一覧」というのが公開されているのをご存知でしょうか?
ここに出ているのが、よく検索されているキーワード、ということになります。

楽天市場 注目キーワード一覧:https://search.rakuten.co.jp/search/keyword/



これを見ると「スマホケース」はありますが、「スマートフォン」や「スマフォ」という言葉は見つかりません。
ということは、さきほどの3つの中では、「スマホケース」が一番検索されるキーワード、ということになります。

こういった、よく検索されるキーワードのことを「ビッグワード」と言ったりします。

注目キーワードをよく見ていくと、
・ 「nike(113位)」よりも「ナイキ(22位)」
・ 「adidas(190位)」よりも「アディダス(25位)」
・ 「puma(971位)」よりも「プーマ(232位)」
・ 「the north face(842位)」よりも「ノースフェイス(44位)」
・ 「patagonia (726位)」よりも「パタゴニア(104位)」
だから、英語よりもカタカナのほうが良いのかと思いきや、
・ 「シュプリーム(391位)」よりも「supreme(94位)」
・ 「Gショック(圏外)」、「ジーショック(圏外)」よりも「g-shock(443位)」
・ 「ステューシー(圏外)」よりも「stussy(450位)」
というケースもあり、必ずしもカタカナが良い、というわけでもないようです。

※順位は変動します。上記の順位は、記事作成時のものとなります。

ビッグワードは、ライバルも多いってこと

さて、ここで楽天SEOの目的を再確認しましょう。
目的は、ビッグワードで検索順位をあげることではなく、商品の購入に繋げることです。
つまり、その商品を欲しいお客さんに、どれだけ見つけてもらえるか、ということです。

改めて、あなたが楽天でスマホケースを買う場合のことを考えてみてください。
「スマホケース」と入力しただけでは、ヒットする商品の数が多すぎるので、
自分のスマホの機種名を入れたり、欲しいケースのタイプを入力したりしますよね。

そう、大切なのは、ビッグワードだけじゃないんです。
では、ビッグワードを軸に、次のキーワードを考えていきましょう。

注目キーワード一覧を参考に、基本の軸となるキーワードの候補をいくつか決めたら、
それを、楽天の検索窓に入力してみてください。

たとえば検索に「スマホケース」と入れると、プルダウンが開いて、次の検索文字の候補が出てきます。
これが、基本のキーワードに関連した「検索の多いワード」です。
これをサジェストと言います。

サジェストを参考に、実際の商品にあったキーワードをいくつかピックアップしていきます。

さらに、検索結果後の「関連する検索キーワード」も参考にします。

ここまでで、たとえば、以下のキーワードをピックアップしたとします。
・スマホケース
・iPhone7
・アイフォン7
・手帳型
・送料無料

さて、ではこのキーワードをどこに入れるべきでしょう?

キーワードはどこに入れる?商品名?キャッチコピー?商品説明文?

商品名>キャッチコピー>商品説明文、の順で強いので、
商品名登録ガイドラインの範囲内で、できるだけ商品名に入れましょう。

自分で出来る楽天SEO対策#2(商品名とキャッチコピー) に記載したとおり、
商品名は、基本的には、
  【注意事項】 ブランド名 商品名 種類 サイズ
といったように記述するルールでしたね。

<商品名の登録例>
・【送料無料】 ブランド名 手帳型スマホケース レザー ネイビー iPhone7用

こんな感じでしょうか。
商品名に入らなかったキーワードは、キャッチコピーのほうに記載します。
また、表記揺れも、キャッチコピーのほうに記載しましょう。

たとえば、
・アイフォン7
・アイフォーン7
・スマホカバー
・スマートフォンケース
・スマフォケース
・本革
・手帳タイプ
などは、キャッチコピーのほうに記載したほうが良いでしょう。
キャッチコピーに入りきらない分や、優先度の低いキーワードは、商品説明文に記載します。

次回は…

次回は、表記揺れについてです。
iPhoneひとつ取っても、iPhone、iphone、IPHONE、アイフォン、アイフォーン、あいふぉん、と考えられますよね。
この中で、対応すべきもの、対応しなくて良いもの、がありますので、
そのあたりをお伝えしていきます。

次回もお楽しみに!

自分で出来る楽天SEO対策 シリーズ

自分で出来る楽天SEO対策 #1 (基本のキ)
自分で出来る楽天SEO対策 #2 (商品名とキャッチコピー)
自分で出来る楽天SEO対策 #3 (キーワードの選定)
自分で出来る楽天SEO対策 #4 (キーワードの表記揺れ)